EV普及見据え 持ち運び型充電器など 利便性高める動き

東京, 9月12日, /AJMEDIA/

EV=電気自動車が、今後、普及することを見据え、さまざまな充電サービスの開発が進んでいます。これまでの固定式だけでなく、EVの電池切れに備えた持ち運び型も出て、充電の利便性を高めようという動きが相次いでいます。

EVの普及に向けては、充電の利便性を高めることが課題で、経済産業省は8月に、2030年までに設置する充電設備の目標を大幅に引き上げたガイドライン案をまとめました。

こうした中、茨城県つくば市の商社は、持ち運びが可能なEVの充電器を法人向けに販売し、9月から貸し出しも始めました。
この充電器は、バッテリーの重さが1つ30キロ余りと、車で運ぶことができ、4つのバッテリーを使うと、1回の充電でおよそ80キロ走行できるということです。

周りに充電設備がない場所で、EVが電池切れになった時の利用を想定していて、JAF=日本自動車連盟が、8月からロードサービスで試験的な導入を始めています。
この充電器を取り扱う商社の川井宏郎プロジェクトマネージャーは「EVの普及につれて、走行中に電池が切れる“電欠”の発生が予測され、需要は増えるとみている」と話していました。

EVの充電をめぐっては、ケーブルを使わずに充電できるワイヤレス型の国内での普及を目指し、日本のエネルギー商社などが、アメリカのメーカーと提携する動きも出ていて、さまざまなサービスの開発や普及が進んでいます。

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