李首相、最後の報告 満場の拍手、習氏と握手も―中国全人代

東京, 3月6日, /AJMEDIA/

【北京時事】中国・北京の人民大会堂で5日開幕した全国人民代表大会(全人代)では、10年にわたった任期を終えて退任する李克強首相が最後の政府活動報告を行い、会場を埋めた約3000人の代表から満場の拍手を受けた。在任中にはたびたびあつれきが伝えられた習近平国家主席と握手を交わす場面もあった。
 開幕に先立ち、李氏はやや間隔を置いて習氏の後ろを歩き壇上に登場。壇上に並ぶ党・政府の高官らに一礼した後、報告を読み上げた。習氏は正面を見据え、報告を聞いていた。
 李氏は報告で過去5年間の政府の成果に言及し、「習近平同志を核心とする党中央の力強い指導のたまものだ」と称賛。各界への感謝を表明すると大きな拍手が湧き起こった。一方で、厳しい経済環境や硬直した組織の問題点も指摘し、「全身全霊を傾けて改善に取り組み、人民の切なる負託に応えなければならない」と3期目の習指導部を激励した。

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