BTSメンバー、順次兵役へ 事務所は新グループで収入確保―韓国

東京, 12月30日, /AJMEDIA/

韓国の7人組男性音楽グループ「BTS」最年長メンバーのJINさん(30)が兵役義務のため陸軍に入隊した。2023年には他のメンバーも兵役に入る。「Kポップ」を代表し、世界的にも知られるグループの活動休止の影響は大きく、所属事務所は収入面の打撃を食い止めようと、新グループの投入で乗り切る構えだ。
 JINさんに続き、23年にはSUGAさんが兵役義務の期限の30歳を迎える。各メンバーは順次兵役義務を履行する方針で、入隊までの期間は個別活動を行う。
 所属事務所「HYBE」は、メンバー全員が兵役を終えた後、「25年に完全体でのBTSの活動再開を希望する」と説明した。徴兵の期間は陸軍が18カ月、海軍が20カ月、空軍が21カ月。こうした期間を踏まえると、残りのメンバーも全員、来年に入隊する可能性がある。
 HYBEは21年の売上高が約1兆2600億ウォン(約1300億円)。22年は売上高の6割程度をBTS関連が占めるとされる。
 HYBEはBTSの兵役を見据え、新グループを育成してきた。韓国の大手事務所は一般的に、「練習生」として選抜したアイドルグループの候補者を2~5年ほど訓練を積ませた後、デビューさせる。韓国の夕刊紙・文化日報、文化部の朴東美記者は「競争が厳しく、練習生になること自体が難しいので実力のある人が集まる」と解説する。
 22年には、HYBEから新グループが相次ぎデビューし、うち女性グループ「LE SSERAFIM」は大みそかのNHK紅白歌合戦に出場する。HYBEは23年に4グループ以上のデビューを計画しており、BTSの空白を埋めることができるか注目されている。

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