開校百周年記念でSL設置 土台に高輪築堤の石―東京・豊洲

東京, 11月12日, /AJMEDIA/

 芝浦工業大は12日、東京・豊洲にある付属中・高校の開校百周年を記念して、蒸気機関車(SL)のモニュメントを公開した。土台には日本初の鉄道路線の一部である「高輪築堤」に使われた石を取り入れた。毎日2回、汽笛の音が鳴るほか、原則月~土曜日に運転台を公開する。
 同校の前身は、1922年に当時の鉄道省が鉄道で働く人らに向けて開校した「東京鉄道中学」。これを踏まえて鉄道に関連したモニュメント設置を検討し、西武鉄道からSLの寄贈を受けた。
 このSLは「403号機関車」と呼ばれ、1886年に英国で製造された。東北線の前身の旧日本鉄道を皮切りに、旧房総鉄道や旧川越鉄道を経て、西武鉄道が保有。埼玉県所沢市にあったユネスコ村で1965~90年に展示された後、西武鉄道横瀬車両管理所で保管されていた。

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