金融不安、市場を注視 三井住友銀の福留頭取

東京, 4月4日, /AJMEDIA/

三井住友銀行の福留朗裕頭取はインタビューに応じ、米銀破綻など海外発の金融システム不安に関し、「リーマン・ショック当時よりも金融界全体が強靱(きょうじん)になっている」と指摘した。ただ、世界的な景気減速懸念もあり「しばらくは警戒モードで市場を見ていく」と述べ、国際金融市場の動向を注視する考えを示した。
福留氏は4月1日付で頭取に就任した。
 福留氏は社会の急速なデジタル化への対応を急ぐ考えを打ち出した。3月に始めた口座管理や入金、決済などをスマートフォンのアプリで一括してできる新サービス「Olive(オリーブ)」について、「リテール戦略の中心だ」と強調した。今後、機能を追加して利便性を高め、世代を問わず浸透を図る。
 駅前などの一等地に立地する大型店舗は小型化・移転も検討し、「(営業)場所・時間の柔軟性を持たせた拠点に転換していく」と語った。資産運用やデジタルサービスの相談など顧客ニーズに対応した形態の店舗への切り替えを進める方針という。

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