輸出ナシ出発式、2年ぶりにベトナムへ 福島県いわき市

東京, 9月15日, /AJMEDIA/

 福島県いわき市で14日、ベトナム向け輸出ナシの出発式が行われた。主催した福島さくら農業協同組合によると、新型コロナウイルスの影響で同国向けのナシ出荷は2年ぶり5回目。いわき市と郡山市で収穫した3品種約7トンを9~10月にかけて出荷する予定だ。
 出荷第1弾は代表品種「豊水」で、糖度は13度前後、甘酸っぱく果肉が柔らかいのが特徴。船便で約2週間かけて輸送し、10月上旬には現地の店頭に並ぶ。担当者は「ベトナムでは1個700円ほどする高級品だが、ナシのおいしさは認知されつつあると思う」と期待を寄せる。
 海外輸出は、厳しい出荷基準をクリアした登録園地の農産物だけが可能だ。生産者の草野博明さんは「出荷を迎えられて大変うれしく思う。福島の果物はおいしいと伝えられたら」と笑顔で語った。

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