若手活躍の春場所 「将来が非常に明るい」横審 山内委員長

東京, 03月26日 /AJMEDIA/

大相撲の横綱審議委員会が開かれ、山内昌之委員長は新入幕として110年ぶりの優勝を果たした尊富士など若手の活躍が目立った春場所を振り返って「相撲の将来が非常に明るいものになってきている」と評価しました。

横綱審議委員会は25日夕方、東京 両国の国技館で開かれ、会合のあと山内委員長が記者会見しました。
春場所では24歳の尊富士が新入幕として110年ぶりの優勝を果たしたほか、23歳の大の里が2場所連続のふた桁勝利を挙げるなど、若手の活躍が目立ちました。

春場所の若手の取組について、山内委員長は「正々堂々と正面からぶつかっていき、全く申し分ない相撲ぶりだ。特に千秋楽で尊富士が示した相撲ぶりはまことに見事なものだ。相撲の将来が非常に明るいものになってきている」と評価しました。

一方、最終盤は大関陣が優勝争いに加われなかったことについて「相撲社会は横綱大関以下、番付で構成されている。横綱が途中休場するという残念な事態で、大関陣もいまひとつ活気がなく不振だった。次の場所は横綱、大関の奮起、三役力士の健闘をせつに希望したい」と話しました。

また、10回目の優勝を目指しながら腰のけがのため7日目から途中休場した横綱 照ノ富士については「先場所、優勝したことで責任以上のものを果たし、今場所出場したことで非常に責任感の強い横綱らしい姿を見せてくれた。来場所以降については、横綱の回復を期待と希望を持って見守りたい」と話していました。

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