米韓軍、合同演習を開始 4年ぶり正常化、北朝鮮反発か

東京, 8月22日, /AJMEDIA/

米韓両軍は22日、朝鮮半島有事を想定した夏季定例の合同演習「乙支(ウルチ)フリーダムシールド(UFS)」を開始した。9月1日までの期間中、野外機動訓練も並行し韓国全域で実施する。
 2018年夏以降、文在寅前政権下では、南北朝鮮間および米朝間の首脳会談実施や新型コロナウイルスの流行を受け、指揮系統を確認する訓練にとどめるなど、規模が縮小されていた。今年は名称を新たにし、約4年ぶりの「正常化」を果たす。
 韓国国防省は先に「相当の期間、縮小されてきた合同演習を正常化し、韓米連合防衛態勢を根本的に強化する」と説明。野外機動訓練には空母打撃群訓練、上陸訓練などが含まれると明らかにしている。
 北朝鮮は17日に巡航ミサイルを発射し、「今月前半に行われた日米韓の弾道ミサイル探知・追尾訓練に反発したのでは」(軍事筋)との見方も出ている。金与正朝鮮労働党副部長は韓国の尹錫悦大統領を「北侵戦争演習を強行する破廉恥な者」と非難しており、UFSに対してもミサイル発射で対抗する可能性がある。

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