競泳 代表選考【5日目の見どころ】激戦必至 男子200m平泳ぎは

東京, 03月21日 /AJMEDIA/

競泳のパリオリンピックの代表選考を行う大会は5日目の21日、今大会、最も激戦が予想される男子200メートル平泳ぎや、男子競泳陣のエース、本多灯選手が出場する男子200メートルバタフライなどの注目種目の決勝が行われます。
東京アクアティクスセンターで行われている、競泳のパリオリンピックの代表選考を行う大会は、決勝で「派遣標準記録」と呼ばれる日本水泳連盟が設定したタイムを突破したうえで、2位以内に入れば個人種目の代表に内定します。

大会5日目の21日は、オリンピック種目以外も含め、あわせて6つの種目で決勝が行われます。

【男子200m平泳ぎ】
日本のお家芸とされる男子200メートル平泳ぎでは
▽元世界記録保持者の渡辺一平選手
▽好調の23歳、深沢大和選手を軸に
▽おととしの世界選手権の銀メダリスト、花車優選手
▽日本記録保持者の佐藤翔馬選手なども含め、今大会で最も激しい代表争いが予想されます。

【男子200mバタフライ】
この種目の東京オリンピックの銀メダリスト、本多選手が、けがをした左足首の状態が懸念されるなか、パリ大会での悲願の金メダル獲得へ向けて、どのような泳ぎを見せるか期待が集まります。

【女子100m自由形】
女子100メートル自由形では、すでに女子100メートルバタフライで代表内定を決めている池江璃花子選手が出場します。

NHKでは大会5日目のもようを午後7時半から総合テレビで中継します。

【萩野公介さん解説】男子200m平泳ぎ ライバル2人に注目
今大会の種目の中でも、特にハイレベルな激戦が予想されている日本のお家芸、男子200メートル平泳ぎ。今年度のベストタイムで、すでに派遣標準記録を切っている選手が4人いて、最後のタッチまで目が離せない展開となりそうです。

今大会、NHKで解説を務めるリオデジャネイロオリンピックの金メダリスト、萩野公介さんはその中でも、27歳の渡辺一平選手と23歳の深沢大和選手の2人の争いに注目だとしています。

渡辺選手と深沢選手は、同じコーチの指導を受けるチームメートで、およそ1年半前から一緒に練習を積んでいて、切磋琢磨しながらレベルを高めてきました。

萩野さんは「深沢選手が最近は調子がよく、自己ベストも1秒、2秒と大幅に更新して、そのタイムも派遣標準記録をクリアしている。一方、渡辺選手も実力はあるし、東京オリンピック出場を果たせずに苦しんだ時期もあったが、パリに向けて仕上げてきた感じがする。2人が非常にハイレベルな戦いを今大会前から行っていて、見どころ十分なレースになる」と分析しています。

そのうえで「ほかにも派遣標準記録を切るようなレベルの高い選手はいるが、実力的には渡辺選手と深沢選手の2人が抜けているのかなと思っている。2分6秒台をマークすれば、オリンピックでのメダル獲得も見えてくる。2人が何秒で行くんだろうというのが楽しみなところだ」と期待を込めました。

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