競泳 パリ五輪 代表選考【2日目の見どころ】池江 内定なるか

東京, 03月18日 /AJMEDIA/

競泳のパリオリンピックの代表選考を行う大会は2日目の18日、女子100メートルバタフライや、男子400メートル個人メドレーの決勝などが行われ、今大会最初の代表内定が出るか注目されます。
東京 江東区の東京アクアティクスセンターで行われている、競泳のパリオリンピックの代表選考を行う大会は、決勝で「派遣標準記録」と呼ばれる日本水泳連盟が設定したタイムを突破したうえで、2位以内に入れば個人種目の代表に内定します。

大会2日目の18日はオリンピック種目以外も含め4つの種目で決勝が行われ、このうち、女子100メートルバタフライでは、この種目の日本記録保持者の池江璃花子選手が準決勝で、白血病からの復帰後、自己ベストのタイムをマークして全体トップで通過し、2大会ぶりの個人種目での代表内定なるか注目です。

また、成長著しい17歳の高校生、平井瑞希選手も準決勝を好タイムで2位で突破し、ことしに入ってから一気にタイムを伸ばしている新星が、初めてのオリンピック出場をねらいます。

このほか、男子400メートル個人メドレーでは、先月の世界選手権でこの種目の銅メダルを獲得した瀬戸大也選手や、18歳の松下知之選手などが代表内定を目指します。

大会初日は代表内定はなく18日、パリオリンピックの切符をつかむ初の内定が出るか注目されます。
萩野公介さん解説】“一発の強さ”池江か“新星”平井か
注目の女子100メートルバタフライ決勝は、この種目の日本記録保持者で、予選・準決勝と好タイムをマークした池江璃花子選手と、伸び盛りの若手、平井瑞希選手を軸とした争いになりそうです。

リオデジャネイロオリンピックの金メダリストで、今大会のNHKの中継で解説を務める萩野公介さんは、まず池江選手について「彼女にとってはチャレンジングなレースになる。池江選手だったらやってくれるという気持ちを持ちつつ、自分のパフォーマンスをしっかり発揮しないと代表になれないのが正直なところだ」と簡単な代表争いではないことを強調しました。

そのうえで「今まで積み重ねてきているものもあり、ここぞという時の“1発”が池江選手の強みだ」と、準決勝で好タイムをマークし調子の良さをうかがわせる池江選手へ期待を寄せました。

対するのが17歳の平井選手です。先月の国内大会では持ち味の力強いキックで、派遣標準記録を切る57秒08の好タイムをマークしました。

尊敬している池江選手の日本記録を「超えていきたい」と話す平井選手について萩野さんは「スピードがあって実はクロールなども速い。若手の勢いで平井選手が強いだろうなと思いつつ、ほかの実績ある選手が決勝でどれだけ意気込んでレースをできるかと思う」と、池江選手と平井選手を軸とした実績組と若手の争いが注目だと指摘しています。

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