石川 被災したウエイトリフティング部員が全国大会に向け練習

東京, 03月20日 /AJMEDIA/

能登半島地震で被災した石川県珠洲市の飯田高校のウエイトリフティング部が、23日に金沢市で開かれる全国大会に向けて仕上げの練習を行いました。

珠洲市の飯田高校はウエイトリフティングの強豪として知られ、今月23日から金沢市で開かれる全国大会には、男女あわせて5人の選手が出場することになっています。

練習場所は、能登半島地震の影響で自治体からの派遣職員の宿泊施設になるなど、使えない状況が続いていましたが、今月5日からこれまでの場所で練習ができるようになり、20日は大会に向けた仕上げの練習に取り組みました。

このうち、全国大会に出場する男子選手2人は、引き締まった表情で筋力トレーニングやバーベルを持ち上げていました。

男子89キロ級に出場する2年生の山下由起選手は「結果を残して、珠洲の人たちに自分も頑張ろうと思ってほしいです。優勝めざして頑張ります」と話していました。

また、男子73キロ級に出場する2年生の干場勇旺選手は「みんな珠洲のために頑張っているので、いい報告がしたいです」と話していました。

一方、選手2人は下宿先が損壊するなどして珠洲市に戻れず、避難先の石川県津幡町の高校で練習を続けているということです。

選手たちは22日、金沢市に向けて出発し、津幡町で練習している選手と合流して大会に臨むということです。

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