漫画を文字化し無断掲載容疑 サイト元運営者を書類送検―警視庁

東京, 6月15日, /AJMEDIA/

 漫画の内容を活字で描写し、ウェブサイト上で無断掲載したとして、警視庁生活経済課は14日、著作権法違反(翻案権侵害など)の疑いで、同サイト運営者だった秋田市の男(36)ら2人を書類送検した。画像の転載などで作品の内容や結末を無断で明かす「ネタバレサイト」をめぐり、文字のみでの摘発は全国で初めてという。
 2人の送検容疑は2020年1月15日~2月5日、「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中の「BE BLUES!~青になれ~」のせりふや情景、場面展開を文字にしてウェブサイト「KOREWATA」に掲載し、不特定多数の利用者が閲覧できるようにした疑い。
 同課によると、登場人物の表情や動作、背景などを詳細に描写し、原作の権利を侵害する内容だったという。
 19年5月から20年12月に月100~200本の漫画作品を公開し、計約300万円の広告収入を得ていたとみられる。
 男は漫画を活字で描写するライターをインターネット上で募集。2000文字超で600円の報酬を払うなどしていた。
 20年12月にサイトを自主的に閉鎖したとみられる。男は「違反には当たらないと思っていた」などと話しているという。

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