景気悪化より「大きな過ち」 物価制御できなければ―米FRB議長

東京, 6月30日, /AJMEDIA/

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は29日行われたパネル討論で、過度な利上げで景気悪化を招くより、物価安定を回復できない方が「大きな過ち」と語った。インフレ抑制を優先し、金融引き締めを進める姿勢を改めて鮮明にした。
 パウエル氏は、ポルトガルで開かれた欧州中央銀行(ECB)主催の討論会で「成長をプラスに保つのが理想的」としたものの、利上げによる景気減速はやむを得ないとの考えを示した。物価の上昇を抑える過程においては「ある程度痛みを伴う可能性が高い」と述べ、理解を求めた。

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