大相撲 千秋楽見どころ 尊富士 勝てば110年ぶり新入幕での優勝

東京, 03月24日 /AJMEDIA/

大相撲春場所は千秋楽を迎え、2敗で単独トップを守る新入幕の尊富士は4敗の豪ノ山との一番が組まれ、勝てば110年ぶりとなる新入幕での優勝が決まります。

春場所は14日目を終えて、新入幕の尊富士が2敗で単独トップに立っていて、優勝争いは星の差1つで追う平幕の大の里との2人に絞られています。

新入幕の力士として110年ぶりの優勝がかかる尊富士は千秋楽の24日、4敗の豪ノ山と対戦します。

尊富士は今場所で見せている鋭い立ち合いで相手の懐に入り、そのまま一気に押していけるかがポイントです。

対する豪ノ山は、持ち味の力強い突き押しで圧力を伝え、尊富士を突き放していけるかが鍵になりそうです。

一方で、尊富士は23日の14日目に、大関経験者の朝乃山に「寄り切り」で敗れたあと右足を引きずり、救急車で病院に搬送されていて、24日の取組に影響が出ないかが懸念されます。

3敗で追う大の里は大関 豊昇龍と対戦します。

初顔合わせの先場所では「下手投げ」で敗れていて、大の里が優勝するためには豊昇龍から初勝利をあげることが必要になります。

大の里は立ち合いから力強く当たり、右を差して相手の動きを止め、圧力をかけて休まずに攻め続けられれば十分に勝機はあります。

豊昇龍は先場所のようにまわしを引いて、優位な体勢をつくりたいところです。

24日の取組で尊富士は勝てばその時点で優勝が決まり、敗れた場合でも大の里が負ければ優勝となります。

また、尊富士が敗れ、大の里が勝った場合は優勝決定戦までもつれることになります。

尊富士が優勝すれば初土俵から10場所目、大の里が優勝すれば初土俵から6場所目での快挙となり、いずれも、優勝制度ができた明治42年以降では大正3年に新入幕で優勝した元関脇 両國の11場所目を抜いて最も早い記録となります。

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