東京, 03月17日 /AJMEDIA/
大相撲春場所は中日8日目、新大関の琴ノ若が、関脇・若元春に勝って6勝目を挙げました。
琴ノ若は新大関として臨む春場所で5勝2敗として8日目を迎えました。
17日は過去の対戦成績が5勝4敗とほぼ互角の若元春と対戦し、得意の四つではなく、祖父で元横綱・琴櫻を参考に磨いてきた突き押しで前に攻め、「押し出し」で勝って6勝目を挙げました。
また、新入幕の24歳で幕内でただ1人、勝ちっぱなしとしていた尊富士は三役経験者の竜電と対戦し、鋭い踏み込みから左四つに組んで土俵際まで休まず攻めました。
そして、最後は「押し出し」で勝ち、初日から8連勝として、勝ち越しを決めました。
新入幕の力士が8日目を終えた時点で単独トップに立つのは1場所15日制が定着した昭和24年の夏場所以降、初めてです。
さらに、新入幕力士が中日に勝ち越しを決めたのは1場所15日制となって以降、6人目です。
幕内2場所目に臨む23歳の大の里は幕内最年長の39歳、玉鷲に「押し出し」で勝って7勝目を挙げました。
琴ノ若を除く2敗の大関陣は、豊昇龍が今場所、横綱と大関を破った隆の勝に、貴景勝が5日目に初金星を挙げた王鵬にいずれも「押し出し」で勝ちました。
8日目 中入り後の勝敗は
中入り後の勝敗です。
▽狼雅に十両の水戸龍は水戸龍が「小手投げ」で勝ちました。
▽新入幕の尊富士に竜電は尊富士が「押し出し」で勝って初日から8連勝、勝ち越しを決めました。
▽美ノ海に妙義龍は美ノ海が「送り出し」。
▽北の若に湘南乃海は湘南乃海が「押し出し」。
▽遠藤に一山本は一山本が「はたき込み」。
▽大奄美に正代は大奄美が「寄り切り」で勝ちました。
▽御嶽海に錦富士は御嶽海が「押し倒し」。
▽佐田の海に北勝富士は佐田の海が「上手投げ」。
▽琴勝峰に阿武咲は琴勝峰が「はたき込み」。
▽豪ノ山に高安は豪ノ山が物言いがついた一番を「はたき込み」で制しました。
▽金峰山に翠富士はきょうから再出場の金峰山が「押し出し」。
▽大の里に玉鷲は大の里が「押し出し」。
▽明生に平戸海は明生が「押し出し」。
▽宇良に阿炎は阿炎が「押し出し」で勝ちました。
▽錦木に朝乃山は朝乃山が「寄り切り」。
▽熱海富士に大栄翔は大栄翔が「引き落とし」。
▽王鵬に角番の大関・貴景勝は貴景勝が「押し出し」。
▽大関・豊昇龍に隆の勝は豊昇龍が「押し出し」で勝ちました。
▽翔猿に大関・霧島は翔猿が「寄り切り」。
霧島は6敗目を喫しました。
▽大関・琴ノ若に若元春は琴ノ若が「押し出し」で勝ちました。