東京, 12月20日, /AJMEDIA/
西アフリカのガーナは19日、一部の対外債務の支払いを停止すると発表した。事実上の債務不履行(デフォルト)となる。同国はカカオ豆や金の有力産地。ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー・食料価格高騰でインフレ率が年50%超に達し、通貨セディも乱高下するなど経済運営が厳しさを増す中、返済に行き詰まった。
ガーナ財務省によると、返済が停止される対外債務は、外貨建て国債や商業融資、大半の2国間融資。世界銀行のデータによると、2021年のガーナの対外債務は総額で361億8200万ドル(約5兆円)と、コロナ禍前となる19年の約270億ドルから膨張した。