中国、日本の核共有論批判 NPT全主要委で討議開始

東京, 8月9日, /AJMEDIA/

ニューヨークの国連本部で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議は8日、協議2週目に入り、テーマ別に設置されたすべての主要委員会で実質討議が始まった。この中で中国代表は、米国の核兵器を共同運用する「ニュークリア・シェアリング(核兵器の共有)」をめぐり日本を名指しで批判した。
 核不拡散を扱う第2委で中国代表は「日本やその他一握りの国が最近、米国との核共有を繰り返し求めている」と発言。「アジア太平洋地域で『核共有』を再現しようとする試みで、露骨な核の拡散だ」と主張した。
 これに対し日本側は「日本政府は核共有を検討していないと明確に表明している」と反論。ロシアのウクライナ侵攻を受け、日本では核共有の議論が急浮上。ただ、岸田文雄首相は政府として核共有の議論は行わないとの考えを示している。

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