ロシア軍事会社、また「戦闘員処刑」動画 人権代表「調査を」

東京, 2月14日, /AJMEDIA/

 ロシアの民間軍事会社「ワグネル」は13日未明、ウクライナに投降後、捕虜交換で帰還した元受刑者の戦闘員を「裏切りで裁いた(処刑した)」とする新たな映像を公開した。「プーチン大統領のシェフ」と呼ばれるワグネル創設者プリゴジン氏に関係する通信アプリに掲載された。
 RBK紙(電子版)によると、モスカリコワ連邦人権問題全権代表は「超法規的な処刑は容認できない」と述べ、動画の調査を捜査当局に求める考えを示した。
 ワグネルは昨年11月に同様の動画を通信アプリに投稿。脱走・投降を防ぐための「見せしめ」の意味合いがあるとみられるが、イメージ悪化で戦闘員の募集が難しくなり「逆効果」だという指摘もある。
 今回はハンマーによる処刑の様子が不明瞭で、演技の可能性も拭えず、独立系メディア記者はツイッターで「恐らくフェイク(偽物)だ」と分析。「映像がぼかされ、殴った瞬間に体は反応せず、数秒後に(演技のように)真後ろに倒れている」と説明した。

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