ロシア軍、東部で攻勢開始 支配拡大狙い重大局面―ウクライナ

東京, 4月19日, /AJMEDIA

ウクライナのゼレンスキー大統領は18日夜、ロシア軍がウクライナ東部のドンバス地方で新たな攻勢を開始したと明らかにした。ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニロフ書記はこれより先、ロシア軍が同日朝、東部のドネツク、ルガンスク、ハリコフの3州でウクライナ側の防衛線突破に乗り出したと指摘していた。
 大統領はビデオ演説で「ロシア軍は長い間準備を進めてきたドンバスの戦いを始めた」と述べた。ロシアはドンバス地方全域への支配拡大を目指し、兵力を増強していた。紛争はロシア軍の失敗に終わった首都キーウ(キエフ)攻防に次ぐ重大局面に入る。ウクライナのイェルマーク大統領府長官は「戦争の第2段階が始まった」とした上で「わが軍を信頼してほしい。極めて強力だ」と訴えた。
 ロシア軍はこの日、東部を含むウクライナ各地で軍関連施設など300を超える標的にミサイル攻撃や爆撃を実施。東部攻勢に向けた準備を加速させているとみられていた。

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