ロシア側にDNA試料送付 国後島2遺体の身元確認へ―知床沈没事故

東京, 6月15日, /AJMEDIA/

 北海道知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、北方領土・国後島で見つかった男女2遺体のDNA型鑑定を行うため、第1管区海上保安本部(小樽市)が行方不明者の家族から試料の提供を受け、ロシア側に送付していたことが14日、同本部への取材で分かった。
 同本部などによると、送付したのは9日。同本部は早急なDNA型鑑定を求めているが、実施時期は未定という。行方不明者のDNA型と一致すれば、遺体の引き渡しを求める。
 国後島では5月6日に女性の遺体が発見された。同19日にも男性の遺体が発見されたとロシア側から連絡があり、政府が外交ルートを通じて情報収集していた。

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