ロシアが長距離爆撃機投入か マリウポリ空爆で―ウクライナ

東京, 4月16日, /AJMEDIA

ウクライナ国防省のモツヤニク報道官は15日、ロシア軍が制圧を目指すウクライナ南東部マリウポリへの空爆で、TU22M3長距離爆撃機を投入したと述べた。事実なら2月24日の侵攻開始後初めてで、黒海艦隊旗艦のミサイル巡洋艦「モスクワ」の沈没で打撃を受ける中でも、作戦をさらに強化した表れとみられる。
 TU22M3は、多くの犠牲者が出たロシアによるシリア軍事介入でも、たびたび投入された。核兵器も搭載可能とされるが、モツヤニク氏はロシアによる核攻撃について「現時点で兆候はない」と述べた。
 ロシア軍は目下、マリウポリの製鉄所や港の一帯に激しい攻勢を仕掛けているといい、現地ではこれまでの攻撃で2万1000人以上が死亡したと推定される。なお10万人以上が安全な場所に退避できずにいるもようで、人道危機の深刻化が顕著だ。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts