ライバルではなく、自分たちのことに集中しなければ……フェラーリ代表、次戦アゼルバイジャンに期待「我々の進歩を確認したい」

東京, 4月24日, /AJMEDIA/

 フェラーリF1のフレデリック・バスール代表は、F1の第4戦アゼルバイジャンGPでは、ライバルチームの浮き沈みに一喜一憂すべきではなく、自分たちがいかに進歩できたのか、そのことに集中するべきだと語る。

 今季開幕3戦で1勝も挙げることができていないフェラーリ。コンストラクターズランキングでも、レッドブルだけではなく、アストンマーチンやメルセデスにも先行され、4番手に留まっている。第3戦オーストラリアGPにいたっては、無得点だった。ただ、予選など1発アタックについては、フェラーリはレッドブルに次ぐ速さを持っている。

 バクー市街地サーキットで行なわれる次戦アゼルバイジャンGPはスプリントが行なわれるフォーマットでの開催が決まっているが、その実施方式は昨年とは変わる方向で調整が進められている。

 昨年は金曜日にFP1と予選を行ない、土曜日にFP2とスプリント、そして日曜日に決勝レースを行なうというスケジュールだった。しかし今年からは、金曜日と日曜日のスケジュールに変更はないものの、土曜日には午前中にスプリント用の予選とスプリントを行なう形に、変更することが予定されているのだ。これが承認されれば、週末に2回の予選が行なわれる形となるため、アタックラップでのパフォーマンスの重要度が増す可能性が高い。

 そんなアゼルバイジャンGPについてバスール代表は、ライバルに気を取られるのではなく、自分たちのパフォーマンスを最適化することに集中する必要があると語る。

「レッドブルやメルセデス、そしてアストンマーチンに集中するのは間違ったことだと思う」

「我々は自分たちがしていることで最善を尽くすこと、自分自身のことに集中する必要がある。でも、第2戦と第3戦の間で、いい一歩を踏み出すことができた」

「そのようなアップデートをいくつかもたらすことができれば……そう思っている。メルボルンで見舞われた問題は、マシンのポテンシャル云々というモノではなく、そこから最善のモノを引き出すためにチームとして行なった仕事に問題があったということ。その部分に集中しなければならなかったということだと思う」

「バクーでは、2回の予選と2回のレースが行なわれる予定だ。チームとしてはより良い仕事を行ない、マシンから最高のポテンシャルを引き出す必要がある。その点でバクーはとても重要だ」

「それからバクーのサーキットのレイアウトは、これまで走ってきたコースとは完全に異なる。しかし最も重要なことは、自分たちがやっていることで最善を尽くし、他の人たちではなく自分たちのことに集中するということなんだ」

 バスール代表は、バクーのコースは簡単に攻略できるモノではないと認めつつも、今季マシンSF-23に最近投入された変更が、利益をもたらすことを期待していると語る。

「我々がマシンに何をしたか、マシンの挙動にどんな影響があったかということについては、決して喋らないよ」

 そうバスール代表は語った。

「しかし確かに、もう少し一貫性を追求したい。そして我々は、それを達成することができたと思う」

「我々は以前とは別の状況にあるということを、バクーで確認したいね。バクーは風が強く、建物の影響でコーナーごとに風向きが完全に変化してしまうから、特別なコースになってしまうことになる」

「しかし前回のメルボルンでは正しい方向に進んだと思うし、次のレースではそのことを確認しなければいけない」

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