マリウポリで攻撃続行か ロシアの制圧宣言に懐疑的見方―ウクライナ

東京, 4月22日, /AJMEDIA

 ウクライナ南東部マリウポリのアンドリュシェンコ市長顧問は21日、ロシアのプーチン大統領が事実上の「マリウポリ制圧」を宣言した後も市内で攻撃が続いていると述べた。バイデン米大統領も21日、制圧は「疑わしい」と懐疑的な見方を示しており、ロシアが「解放作戦の成功」を印象付けられるかは微妙な状況だ。
 マリウポリでは、ウクライナ部隊が最後の拠点であるアゾフスタル製鉄所に立てこもって抵抗を続けてきた。アンドリュシェンコ氏は通信アプリ「テレグラム」を通じ、プーチン氏の宣言後の21日午後の段階で「製鉄所への砲撃や、製鉄所から離れた場所での戦闘が続いている」と主張した。
 ウクライナのメディアによると、ゼレンスキー大統領は21日、マリウポリが「かなり前から大半がロシアの支配下に置かれている。一部にはわれわれの部隊がいる」と指摘し、プーチン氏の宣言に実質的な意味は薄いという認識を示した。ロシアの妨害で12万人が脱出できない状態にあるとも訴え、事態打開の必要性を訴えた。

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