ブルガリア、組閣失敗で総選挙 2年で5回目

東京, 4月3日, /AJMEDIA/

【イスタンブール時事】ブルガリアで2日、総選挙(一院制、定数240)の投票が行われた。総選挙は昨年10月にあったばかりだが、第1党となった中道右派政党「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」を中心とした組閣が失敗に終わり、2021年4月以降で5回目の実施を余儀なくされた。今回も新内閣発足につながる保証はなく、政局の混乱は深刻だ。
 選挙では、ボリソフ元首相が率いるGERBと、ペトコフ前首相の中道政党「変化の継続(PP)」などが新たに結成した政党連合が対決。いずれも過半数の獲得は困難とみられている。
 GERBは昨年10月の選挙で第1党となったが、獲得したのは67議席にとどまった。連立政権樹立を目指したものの、ボリソフ氏の汚職体質への批判などから与党勢力の過半数確保に失敗。53議席で第2党となったPPによる組閣作業も不調に終わった。
 PPなどの政党連合は「クリーンな政権」の必要性を訴え、今後もGERBとの連立交渉を拒否する構えだ。

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