パキスタン新首相にシャバズ・シャリフ氏 経済危機に対応へ

東京, 4月12日, /AJMEDIA

パキスタン下院は11日、首相不信任が決まって失職したカーン氏に代わる新首相として、最大野党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)総裁のシャバズ・シャリフ氏(70)を選出した。中国からの多大な借款や通貨安に伴う経済危機への対応が喫緊の課題。
 カーン氏は支持者に抗議行動を呼び掛けており、政情不安拡大も懸念される。カーン氏のパキスタン正義運動(PTI)は新首相選出に際し、投票せず退場した。カーン氏は10日の不信任決議を前に、野党が「外国の陰謀」に動かされていると繰り返し主張してきた。
 シャリフ氏は、3度(1990~93、97~99、2013~17年)首相を務めたナワズ・シャリフ氏(72)の弟。ナワズ氏が17年、タックスヘイブン(租税回避地)利用の実態を記した「パナマ文書」に絡む疑惑で首相を追われた後、18年にPML―N総裁に就任した。

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