東京, 9月2日, /AJMEDIA/
パリで1日、ガソリンで動くバイクやスクーターを対象に、路上駐車の有料化がスタートした。市当局は騒音や大気汚染、渋滞の緩和が目的と説明するが、バイク利用者は反発している。
新制度では、市中心部の駐車が認められた場所で1時間当たり3ユーロ(約420円)が掛かり、止められるのは6時間まで。違反者には25ユーロ(約3500円)、それ以外の場所への駐車には135ユーロ(約1万9000円)の罰金が科される。市内居住者や一部企業には割引料金が適用され、電動バイクは引き続き無料だ。
1日朝、自転車用のスペースにバイクを止めたドミニクさんは、有料化に「反対の声を上げる時が来た」と怒りを隠さない。「駐車できる場所を探すのが大変だし、罰金を払えと言われたら払うよ」と話した。
有料化に反対するバイク利用者団体の幹部は、新制度が「とりわけ郊外に住む貧困層」を狙い撃ちにした差別的措置だと批判。「40キロの距離を自転車で通勤するなんて無理。これは社会問題だ」と憤った。同団体は3日、市役所周辺で抗議行動を計画している。