ニュージーランド、使い捨て電子たばこを禁止 喫煙率低下へ出店規制も

東京, 6月8日, /AJMEDIA/

【シドニー時事】ニュージーランド(NZ)政府は使い捨て電子たばこを8月から禁止する方針を決めた。電子たばこ販売店の新規開設などに関する規制策も併せて実施する。若者に電子たばこが広がっている現状を踏まえ、使用を困難にして喫煙率低下を目指す。
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 6月6日に決定された規制策では、未成年者でも入手しやすい安価な使い捨て電子たばこを全面的に禁止。学校の300メートル以内には販売店を新設できなくする。
 電子たばこは、紙巻きたばこなどの喫煙習慣を断つ手段としては有用なことから、交換可能なバッテリー付きのタイプは引き続き認める。ただ、「ストロベリードーナツ」といった若者が好む名称で風味を説明することを禁止する。
 NZ政府は昨年、現在14歳以下の国民が生涯にわたって紙巻きたばこを購入することを禁止する方針を決めたが、民間の調査によると10代の約2割が電子たばこを使用しているという。バロル保健相は「電子たばこから子供や若者を心理的にも物理的にも遠ざけたい」と強調している。

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