ゼレンスキー氏が来日 広島でG7サミット出席、新興国とも協議―支援訴え、ロシアけん制

東京, 5月21日, /AJMEDIA/

 ウクライナのゼレンスキー大統領が20日午後、来日した。21日には広島市で開催中の先進7カ国首脳会議(G7サミット)に対面で参加し、G7首脳とサミットに招待された新興・途上国「グローバルサウス」首脳らを交えた「平和と安定」に関する会合にも出席。G7との結束を誇示し、支援の継続と強化を呼び掛ける。ウクライナ侵攻を続けるロシアをけん制し、近く想定される反転攻勢の成功へ弾みをつける狙いもある。
サミット警備、予備部隊投入 ゼレンスキー氏来日で

 ゼレンスキー氏の来日は2019年10月に行われた天皇陛下の即位の礼参列以来で、22年のロシアによる侵攻開始後では初めて。ゼレンスキー氏は広島到着後、ツイッターに「ウクライナのパートナーや友人らと重要な会談を行う」と投稿。「われわれの勝利のために協力を強化する。平和は一層近づくだろう」と期待感を示した。ゼレンスキー氏は21日に広島市内の平和記念資料館(原爆資料館)訪問を調整しているもようだ。
 ゼレンスキー氏は20日、広島市内でスナク英首相やイタリアのメローニ首相、インドのモディ首相らと会談。スナク氏はツイッターで「ウクライナ、われわれはどこにも行かない」と全面支援を約束した。
 ゼレンスキー氏は岸田文雄首相と個別に会談するほか、バイデン米大統領らとも協議する予定。ウクライナが強く要望する米国製戦闘機F16供与などで踏み込んだ支援と協力を求めるとみられる。

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