スーダン停戦、また実現せず 軍は「RSF一掃の段階」主張

東京, 4月22日, /AJMEDIA

【カイロ時事】スーダンで戦闘を続ける正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は21日、同日に始まるイスラム教のラマダン(断食月)明けの祝祭「イード」に合わせた72時間の停戦に合意したと発表した。しかし、首都ハルツームを中心に衝突は継続。双方はこれまでも「停戦」を発表しながら、実現していない。
戦闘の長期化懸念 72時間「停戦」も不透明―終結への調停困難・スーダン

 グテレス国連事務総長は20日、イードに合わせた停戦を呼び掛けていた。RSFは21日早朝、軍も同日夕にそれぞれ「停戦に合意した」と発表。だが、現地からの報道によると、首都では一部で小康状態になったものの、激しい戦闘が起きた地域もある。
 軍は21日の停戦発表に先立ち、声明で「首都周辺のRSFの温床を徐々に一掃する段階に入った」と主張していた。中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、劣勢に立たされたRSFが停戦を機に、態勢立て直しを狙っていると分析する専門家の見方を伝えた。

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