シリアからロケット弾 ゴラン高原に着弾―イスラエル

東京, 4月9日, /AJMEDIA/

【カイロ時事】イスラエル軍によると、シリアから8日、イスラエルに向けてロケット弾3発が発射された。1発はイスラエルの占領地ゴラン高原に着弾したという。イスラエルには6日、レバノンからもロケット弾が撃ち込まれている。
イスラエルのメディアは、ゴラン高原の被害について、ユダヤ人入植地付近の空き地に着弾したと報道。ただ、負傷者は報告されていないとも報じた。残り2発はイスラエルまで届かず、1発がヨルダンに落ちた可能性があると伝えた。
 シリアでは、イランの革命防衛隊の支援を受ける民兵組織が存在感を高めている。警戒するイスラエルは、シリアのイラン関連施設などへの空爆を繰り返してきた。シリア外務省は4日、イスラエルが特に最近、シリアに立て続けに空爆し続けていると強調し「(情勢の)激化と不安定な局面」を迎えることになると警告していた。
 昨年12月にイスラエルで強硬路線のネタニヤフ政権が発足して以来、パレスチナ人との衝突が止まらなくなっている。サウジアラビアとの関係修復で自信を深めるイランが、パレスチナ情勢を利用し一気にイスラエルに揺さぶりを仕掛けている可能性もある。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts