シャンシャンとお別れ 21日、中国に返還―上野動物園

東京, 2月19日, /AJMEDIA/

 中国に返還される東京・上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン」(雌、5歳)は19日、最終観覧日を迎えた。愛くるしい姿を一目見ようと、大勢の人が午前中から園を訪れ、別れを惜しんだ。
 観覧は事前抽選制で、この日の全体の倍率は20倍を超え、最終組の倍率は70倍に上った。同日夕、名残を惜しむ来園者らが見守る中、展示室のシャッターが下りる。
 シャンシャンは2017年6月、父リーリーと母シンシンの間に誕生。同9月にシャンシャン(香香)と命名された。同園で生まれ、順調に育ったのは1988年のユウユウ以来で、同12月に一般公開されると人気を集め、連日行列ができた。
 リーリーとシンシンは中国から貸与されており、子のシャンシャンの所有権も中国にある。当初は20年12月に返還される予定だったが、コロナ禍で5回延期した上で、今月21日に返還されることになった。

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