東京, 03月26日 /AJMEDIA/
パリオリンピック出場を目指すサッカー男子、23歳以下の日本代表は25日夜、北九州市でウクライナ代表とアジア最終予選前の最後の強化試合を行い、2対0で勝ちました。
23歳以下の日本代表は、パリオリンピック出場をかけて来月開幕するアジア最終予選前の最後の強化試合として、25日夜、北九州市でオリンピック出場を決めているウクライナ代表と対戦しました。
日本は今月22日のマリとの強化試合から先発メンバーを10人入れ替え、J1のFC東京でここまで4試合4得点と好調の荒木遼太郎選手や、中盤の軸と期待される松木玖生選手などが名を連ねました。
日本はボールを持った相手に前線からプレッシャーをかける「ハイプレス」を積極的に仕掛け、ボールを奪ってからの素早い攻撃でたびたびチャンスを作りましたが、前半はゴールを決めることができず、両チーム無得点で試合を折り返しました。
そして後半開始早々、日本はコーナーキックから長身の関根大輝選手がヘディングで合わせたボールがクロスバーに当たって跳ね返ったところを、佐藤恵允選手が押し込んで先制しました。
さらに31分、佐藤選手が敵陣でボールを奪って細谷真大選手につなぎ、相手に阻まれたあとのこぼれ球に途中出場の田中聡選手が反応して、ゴール右隅にシュートを決めて追加点をあげました。
守っては最後まで安定した守備でウクライナに決定的なシーンを作らせず、2対0でアジア最終予選前の最後の強化試合に勝利しました。
パリオリンピック出場をかけたアジア最終予選は来月カタールで開幕し、この大会で3位までに入ればオリンピック出場権を獲得し、4位の場合はアフリカのギニアとのプレーオフに回ります。
大岩監督「選手たちの反応に非常に収穫があった」
大岩剛監督は試合直後のインタビューで、今月22日にマリとの強化試合に敗れたことを踏まえ「1戦目があってからの2戦目だったので、選手たちの反応に非常に収穫があった。われわれのセットプレーの強みが出た。前線からのボール奪取、ボール保持のところもよくできたのではないか」と試合を振り返っていました。
佐藤恵允選手「決められてよかった」
先制のゴールを決めた佐藤恵允選手は「顔にあたっただけだが、セットプレーで自分の役割であるファーサイドの詰めができた。決められてよかった」と先制のシーンを振り返りました。
その上でパリオリンピック出場をかけたアジア最終予選を見据え、「ここから自分たちのチームに戻り、この勢いに乗ってまずはオリンピックの出場権、そしてアジアカップでの金メダルを目指して頑張りたい」と意気込みを語っていました。