インドネシア地震、救助本格化 M5.6、死者数錯綜

東京, 11月22日, /AJMEDIA/

インドネシア西ジャワ州のチアンジュール県付近で21日に発生したマグニチュード(M)5.6の地震で、当局は22日、救助活動を本格化させた。西ジャワ州の知事は地震により162人が死亡したと明らかにしたが、国家災害対策庁は死者は62人としており、情報が錯綜(さくそう)している。
 地元メディアによると、死者のうち40人が子供だという。国家災害対策庁は、けが人は約700人に上ると発表した。同庁などによると、2700戸以上の家屋や、教育施設を含む複数の建物が被害を受けた。倒壊した建物の下で救助を待っている人がおり、約5400人が避難している。
 地震は21日午後1時20分(日本時間同3時20分)ごろに起きた。インドネシア気象気候地球物理学庁によると、震源は首都ジャカルタの南東約100キロの地点にあるチアンジュール県内で、震源の深さは約10キロ。津波は確認されなかった。インドネシアでは被害はなかったものの、18日夜にスマトラ島南西沖を震源とするM6.9の地震があったばかり。

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