「無責任な行動」と非難 中国外交トップと電話会談―訪問延期、偵察気球排除へ・米国務長官

東京, 2月4日, /AJMEDIA/

ブリンケン米国務長官は3日、中国外交トップの王毅政治局員と電話で会談し、中国の偵察気球の米本土上空飛行について「米国の主権侵害と国際法違反で、無責任な行動だ」と非難したと明らかにした。また、「今の状況では建設的な訪問とはならないとの結論を下した」と述べ、週末に予定していた訪中を延期すると伝えたという。
 韓国の朴振外相との共同記者会見で語った。ブリンケン氏は会見で、「米本土上空に偵察気球を飛ばすという中国の決定を受け入れることはできない」と批判。「第一の仕事は中国の偵察気球を米領空から取り除くことだ」と訴え、早期に排除すべきだとの考えを示した。
 一方、不測の事態による衝突を回避するため、中国との意思疎通は維持していくとも説明し、条件が整い次第、早い時期の訪問を目指すと表明。偵察気球の問題が解決されるまで、中国側とは協議を重ねていく方針を強調した。

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