齋藤経産相 “賃上げの流れが経済好循環へつながる政策を”

東京, 03月17日 /AJMEDIA/

齋藤経済産業大臣はNHKの日曜討論で、株高やことしの春闘を受けて、中小企業も含めた賃上げの流れが経済の好循環へとつながるよう、必要な政策を講じていく考えを示しました。

日本経済をめぐっては、今月、日経平均株価が初めて4万円を突破し、ことしの春闘では大手企業を中心に高い水準の賃上げで妥結が相次ぐなどしています。

こうした現状について、齋藤経済産業大臣は「日本経済の変化の兆しは明らかに見えてきている。今ようやく投資が増え、物価が上がり、賃金も上げられる状況になってきた。この好循環を政策的にどう後押しするか考えないといけない」などと述べたうえで、中小企業も含めた賃上げの流れが経済の好循環へとつながるよう、必要な政策を講じていく考えを示しました。

一方、日銀が18日から金融政策決定会合を開き、マイナス金利政策を解除すべきかどうか議論することについては「さまざまな影響が出るので、経済情勢がおかしくならないよう判断していくことは大変だと思っている。日銀の内田副総裁が講演で、『仮にマイナス金利を解除しても緩和的な金融環境を維持していくことになると思う』と述べているので、適切な判断を期待したい」と述べました。

さらに、来月末でガソリン価格を抑えるための補助金が期限を迎えることについては「今後は何も決まっていない。ただ出口は必要だ。よく状況を見極めながらやっていきたい」と述べました。

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