首都中心部にロシア戦車陳列 侵攻半年、独立記念日前に―ウクライナ

東京, 8月22日, /AJMEDIA/

ウクライナの首都キーウ(キエフ)中心部に、同国軍が破壊したロシア軍の戦車が展示されている。24日の旧ソ連からの独立記念日に合わせた催しだ。同日に開始半年となるロシア軍の侵攻に対する抵抗の象徴として、国民の士気を高めるのが狙いとみられる。
 独立広場前の通りには、戦場で打ち捨てられ、ウクライナ側が接収した数十台のロシア軍の戦車や軍用車両が並べられている。21日も通りは人であふれ、子供が戦車に登ったり、道行く市民が自撮りしたりしていた。
 独立記念日の催しを毎年撮影しているアレックス・シュルガさん(46)は「われわれはロシアの兵器を破壊した。今までで一番素晴らしい展示だ」と称賛した。デザイナーのマキシムさん(26)は「いかなる兵器も存在しない世界を願っている」と話しつつ、「戦場で動き回っているよりは、ここで見る方がまし」と語った。
 ウクライナ国防省はツイッターで「(侵攻が始まった)2月には、ロシアはキーウ中心部で(制圧を誇示する)パレードを行う計画だった」と指摘。今回の展示はキーウ攻略の失敗を皮肉った格好で、「どんな独裁者の計画も自由で勇気ある国家によって打ち砕かれると、彼らに教えている」と強調した。

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