野球殿堂入り 岩瀬仁紀氏や松井稼頭央氏らが新たな候補者に

東京, 12月06, /AJMEDIA/

野球界の発展に大きな功績を残した人をたたえる野球殿堂入りの新たな候補者に、長年中日の抑えとして活躍し、前人未到の通算1000試合登板を達成した岩瀬仁紀氏や、現在、西武の監督を務めている松井稼頭央氏などが新たに加わりました。

野球殿堂入りの新たな候補者は5日発表され、プロ野球で引退から5年以上経過した人が対象となる「プレーヤー表彰」の候補者に新たに7人が加わりました。

このうち岩瀬氏は、1999年に中日にドラフト2位で入団し、リリーフとして20年にわたってチームをけん引しました。

通算1002試合登板と通算セーブの「407」はプロ野球記録となっています。

また、松井氏は1994年にドラフト3位で西武に入団し、走攻守の三拍子そろったスイッチヒッターの内野手として活躍し、大リーグでもプレーして日米通算2705安打の成績を残しました。

このほか、広島と阪神でプレーし、ホームラン王や打点王を獲得した現在、広島の監督を務める新井貴浩氏、中日でリリーフとして活躍し、中継ぎ投手として初めてMVP=最優秀選手を獲得した浅尾拓也氏、中日の内野手として通算2000本安打を達成した荒木雅博氏、ソフトバンクと巨人で通算142勝を挙げ、数多くのタイトルを獲得した杉内俊哉氏、巨人で育成選手出身として初めての新人王を獲得したほか、最優秀中継ぎ投手にも3回選ばれた山口鉄也氏も加わり、「プレーヤー表彰」の候補者は27人となりました。

プロ野球の監督やコーチを務めた人などが対象の「エキスパート表彰」には2017年に西武の監督に就任し、それまで3年連続で4位以下だったチームを就任1年目で2位に引き上げ、よくとしから2年連続でリーグ優勝に導いた辻発彦氏が加わり、候補者は合わせて18人となりました。

さらに、アマチュア野球や審判など、幅広く野球の発展に貢献した人をたたえる特別表彰の候補者には、1972年に東洋大学の監督に就任し、2007年の春のリーグ戦から5連覇を達成するなど、東都大学野球連盟最多の542勝を挙げた高橋昭雄氏や、和歌山県の箕島高校の監督を長年務め、春夏連覇を含めて甲子園で合わせて4回の優勝を果たし、おととしにも候補者となった故・尾藤公氏など3人が加わりました。

来年の野球殿堂入りは来月18日に発表されます。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts