米 国連大使を今月中旬に日本と韓国に派遣へ 北朝鮮情勢で連携

東京, 04月05日 /AJMEDIA/

アメリカのバイデン政権は、今月中旬にトーマスグリーンフィールド国連大使を日本と韓国に派遣する方向で調整を進めていて、北朝鮮情勢について日米韓で連携して対応する方針を確認するものとみられます。

外交筋によりますと、バイデン政権の閣僚級のトーマスグリーンフィールド国連大使は、北朝鮮情勢について協議するため今月中旬に日本と韓国を訪問する方向で調整を進めていて、東京とソウルで政府高官との会談も検討されているということです。

現在、国連の安全保障理事会では、日米韓3か国がそろって理事国を務めていて、4日には、この3か国が共同で、サイバー攻撃をテーマにした安保理の非公式会合を開きました。

この中で3か国は、北朝鮮が違法なサイバー攻撃で外貨を獲得し核・ミサイル開発の資金に充てているとして、サイバー攻撃への対策を国際社会が連携して強化すべきだと訴えました。

一方で、安保理では先月28日、北朝鮮に対する制裁の実施状況を調査する専門家パネルをめぐり、任期を延長する決議案がロシアの拒否権によって否決されました。

専門家パネルの任期は今月30日までで、活動が打ち切られれば国連の北朝鮮に対する監視が弱まることが懸念されていて、トーマスグリーンフィールド国連大使は、北朝鮮への制裁の着実な履行に向けた今後の対応についても日韓両政府と協議するとみられます。

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