米財務長官 “中国のEV過剰生産は世界経済に影響 政策転換を”

東京, 04月09日 /AJMEDIA/

中国を訪れているアメリカのイエレン財務長官は8日記者会見し、中国のEV=電気自動車などの過剰生産の問題は、世界経済などに影響を与えるとして、中国側に政策転換の必要性を求めていく考えを示しました。

今月4日から中国の広州と北京を訪れているアメリカのイエレン財務長官は、金融や経済政策などを統括する何立峰副首相や李強首相らと会談し、中国によるEV=電気自動車の過剰生産の問題などをめぐって集中的に意見交換を行うことなどで合意しました。

イエレン長官は8日、帰国を前に北京で記者会見を開き「米中関係が去年と比べ、より強固になっているのは明らかだ」と述べました。

その一方で、中国の過剰生産の問題がアメリカや世界経済に大きな影響を与えると指摘したうえで、中国からの安価な輸入品によってアメリカの産業が破壊されることを容認しないと強調しました。

そして、今回合意した意見交換の枠組みについて「われわれの懸念を詳細かつ的を絞った形で提起する仕組みになる」として、中国側に政策転換の必要性を求めていく考えを示しました。

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