米国務副長官 “日米首脳会談でAUKUSと日本の技術協力協議へ”

東京, 03月22日 /AJMEDIA/

アメリカのキャンベル国務副長官は、来月予定されている日米首脳会談で、アメリカとイギリス、オーストラリアの3か国でつくる安全保障の枠組み「AUKUS」と日本との技術協力についても協議が行われる見通しだと明らかにしました。

「AUKUS」は、海洋進出を加速させる中国を念頭に、アメリカがイギリスやオーストラリアとともに設けた安全保障の枠組みです。

アメリカ国務省のキャンベル副長官は21日、都内で記者団に対し、来月、岸田総理大臣がワシントンを訪問し、ホワイトハウスで行う予定の、バイデン大統領との日米首脳会談で、AUKUSと日本との技術協力についても協議が行われる見通しだと明らかにしました。

AUKUSは現時点で2つの柱で構成されていて、第1の柱はオーストラリアへの原子力潜水艦の配備、第2の柱は先端技術や産業分野の協力を掲げています。

キャンベル副長官は、核をめぐる日本の立場は承知しているとして、日米首脳会談では「第2の柱について話し合う」と述べ、ロボット工学やサイバーなどの分野での協力をめぐって意見が交わされるという見通しを示しました。

第2の柱について、バイデン政権は、日本を含む同盟国や友好国の参加に前向きな姿勢をとってきました。

キャンベル副長官は「安全保障や技術の面で日本が大きな能力を発揮できる分野があることは明らかだ」と述べ、日本の協力に期待を示しました。

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