楽天グループ、公募増資検討 3000億円規模、携帯事業で財務悪化

東京, 5月16日, /AJMEDIA/

楽天グループが、公募増資による資金調達を検討していることが15日、分かった。調達額は3000億円規模に上るとみられる。同社の携帯電話事業は積極的な基地局投資で大幅な赤字が続いている。大規模な増資により、悪化した財務の立て直しを図る狙いだ。
 同社が12日に発表した2023年1~3月期の連結純損益は825億円の赤字だった。基地局建設のため毎年数千億円を投じる一方、携帯契約者数の伸びは鈍い。
 資金確保のため社債発行を繰り返してきたこともあり、財務の健全性への懸念は強まっている。格付投資情報センターは今年3月、発行体格付けを「BBBプラス」へと1段階引き下げた。

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