日米首脳、対中連携を確認 「G7の揺るぎない意思」表明―バイデン氏、日韓正常化歓迎

東京, 5月19日, /AJMEDIA/

岸田文雄首相は18日午後、来日した米国のバイデン大統領と広島市で会談した。軍事的威圧を強める中国への対応を巡り緊密に連携する方針を確認し、北朝鮮に対する抑止力強化でも一致。19日開幕の先進7カ国首脳会議(G7サミット)の議長として、認識の擦り合わせを図った。
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 首相は冒頭、「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守るG7の揺るぎない意思を示したい」と呼び掛けた。大統領は「日本のリーダーシップはG7の中で十分に発揮されている」と評価し、「ロシアにウクライナ侵攻の責任を問うていく」と強調した。
 会談後、首相は記者団に「核兵器のない世界」実現も取り上げたと明かし、「緊密に連携していくことで一致した」と説明した。
 中国の動向に関し、両首脳は「台湾海峡の平和と安定の重要性」を確認。気候変動など地球規模の課題での協力も申し合わせた。
 日韓関係を巡り、首相は首脳間の「シャトル外交」が再開したことなどを説明。大統領は関係正常化の流れを歓迎した。両首脳は北朝鮮の核・ミサイル開発に関し、日米韓3カ国連携の深化で合意した。

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