日本HP、AIテクノロジー内蔵で生産性向上へ–個人・法人向けPCを拡充

東京, 03月31日 /AJMEDIA/

日本HPは3月28日、個人や企業がAIの力を最大限に活用できるAIテクノロジーを内蔵した個人向けノートPC「HP Envy」シリーズおよび、法人向けノートPC「HP EliteBook」シリーズ、モバイルワークステーション「HP ZBook」シリーズを発表した。

 
 
 個人向けノートPCとなるHP Envyシリーズは、14インチと16インチの2サイズで展開。14インチモデルの「HP Envy x360 14」では搭載CPUの異なるインテルモデルとAMDモデルを用意する。

 高強度アルミニウムを採用したデザイン、最大で約15時間のバッテリ性能が特徴だ。縦横比16:10の画面はディスプレイを搭載するほか、オプションの2.8K OLEDディスプレイでは、IMAX Enhanced認証を取得している。

 AIを活用してデバイスのノイズ、温度、パフォーマンスなどの要素をワークフローに合わせて自動的に最適化する「HP Smart Sense」を搭載するほか、HP個人向けPC製品として初となる「Copilot」キーを備えており、ボタンを押下するだけでAI対応のインテリジェントアシスタントにアクセスが可能。

 Poly Studioによるオーディオチューニングと約500万画素の5MPのカメラなどを搭載する。16インチモデル「HP Envy x360 16」のカラーは、グレイシャーシルバーのみ。4月中旬の販売を予定する。価格は、20万9000円〜。

 14インチモデル「HP Envy x360 14」では、メテオシルバーとミッドナイトブルー(インテルのみ)の2色で展開。なお、インテルモデルでは、Thunderbolt 4ポートを搭載している。販売は3月27日。価格は、インテルモデルが19万8000円〜、AMDモデルが17万6000円〜。

 
 
 法人向けノートPCとなるHP EliteBookシリーズは、インテル Core Ultra 5および、7プロセッサーまたは、次世代AMD Ryzenプロセッサーと、専用のNPUを搭載。

 個人向けPCと同様に、HP Smart Senseを搭載する。Poly StudioのオーディオとDynamic Voice Leveling、AIノイズリダクション、Windows Studioの機能である自動フレーミングが組み合わさり、最適なビデオ会議環境を実現。

 ラインアップは、「HP EliteBook 1040 G11」のほか、「HP EliteBook 800 G11」シリーズ、「HP EliteBook 635 Aero G11」を用意。

 HP EliteBook 1040 G11は、ビジネス向けAIテクノロジー内蔵する14インチノートPC。6月中旬の販売を予定する。価格は、36万2780円〜。

 最大21時間のバッテリ駆動を実現するほか、「HP EliteBook 1040 G10」と比べて、グラフィックスのパフォーマンスが最大80%向上しており、AIコラボレーションの消費電力が最大38%低減、AIビデオ編集が最大132%高速化されるという。

 また、HP Smart Senseにより、最大で40%の静音化が図れるという。

 HP EliteBook 800 G11シリーズでは、インテル Core Ultra 5および、7プロセッサーを採用。13.3インチ「HP EliteBook 830 G11」(27万4780円〜)、14インチ「HP EliteBook 840 G11」(274,780円〜)、16インチ型「HP EliteBook 860 G11」(28万5780円〜)と、13.3インチのコンバーチブルPC「HP Elite x360 830 G11」(32万9780円〜)を用意する。販売は、3月27日から開始しており、HP Elite x360 830 G11のみ5月下旬となっている。

 
 
 HP EliteBook 635 Aero G11は、約1kgを切る超軽量ながらもオールメタル筐体を採用。4月26日の販売を予定する。価格は、27万4780円〜。

 AI対応のNPUを実装する次世代のAMD Ryzenプロセッサーを搭載し、アスペクト比16:10のディスプレイを採用した。この他、5MPのカメラやPoly Studioオーディオを搭載し、リモート会議も快適に行えるという。

 モバイルワークステーション「HP ZBook」シリーズは、ハイブリッドワークに必要なコラボレーションやセキュリティ機能を強化し、専用のNPUを搭載したインテル Core Ultraプロセッサーを採用する。

 ラインアップは、「HP ZBook Power G11」「HP ZBook Studio G11」「HP ZBook Firefly G11」シリーズ、「HP ZBook Fury G11」。HP ZBook Power G11は、新設計の16インチシャーシに、インテル Core Ultraプロセッサーおよび、最高でNVIDIA RTX 3000 Ada Laptop GPUが搭載可能。販売は6月上旬。価格は40万4800円〜。

 3Dモデリング、AIを活用したコンテンツ作成などを高速に処理し、生産性を大幅に向上できるという。

 HP ZBook Studio G11は、薄型の16インチシャーシに、最大インテル Core Ultraプロセッサーおよび、最高でNVIDIA RTX 3000 Ada Laptop GPUまたは、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載する。販売は8月上旬。価格は59万7300円〜。

 
 
 HP ZBook Firefly G11シリーズでは、AI テクノロジー内蔵プロセッサーとNVIDIA RTX A500 Laptop GPUを搭載。動的な電力分配の効率化により、長時間バッテリ駆動を実現した。販売は5月中旬。価格は、14インチモデルが20万6800円〜、16インチモデルが20万9000円〜。

 HP ZBook Fury G11は、インテル Core プロセッサー HXシリーズを搭載し、最高でNVIDIA RTX 5000 Ada Laptop GPU、最大メモリ容量128GB、最大ストレージ容量16TBと、高い拡張性を有している。

 また、8Kビデオの編集や高度な3Dレンダリング、VFX、AI開発など、高負荷処理を必要とする業務向けとなる。

 なお、HP EliteBookシリーズとHP ZBookシリーズの一部製品では、電源オフ時やインターネットに接続されていない時でもPCの位置情報を検索し、ロックやデータ消去が可能な「HP Protect and Trace with Wolf Connect」ソリューションモデルを設定。7月以降順次販売する。

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