中国とオーストラリアの外相会談 経済や貿易で協力推進で一致

東京, 03月21日 /AJMEDIA/

中国の王毅外相はオーストラリアでウォン外相と会談し、双方は経済や貿易などの分野で協力を推進することで一致しました。

中国の王毅外相はオーストラリアを訪問し、20日アルバニージー首相やウォン外相と会談しました。

このうち、両外相が出席した戦略対話では、ウォン外相が「ワインの輸出を含む両国間の貿易の進展を歓迎し、問題の解決を期待する」と述べ、対話を通じた関係改善に意欲を示しました。

中国外務省によりますと、王外相は「両国の経済は相互補完的で、潜在力が大きい」と述べ、双方は経済や貿易、科学技術などの分野で協力を推進することで一致したということです。

このあと、ウォン外相は単独で記者会見を開き、中国の李強首相のオーストラリア訪問について調整を進めていることを明らかにしました。

一方、ウォン外相は、中国がオーストラリア産のワインに課している高い関税について、早期の撤廃に期待を示したものの撤廃の具体的な日程には言及しませんでした。

また、新疆ウイグル自治区や香港などでの人権問題をめぐってウォン外相が懸念を表明したのに対し、中国外務省は「王外相が中国の原則的な立場を詳しく説明した」とけん制しています。

両国関係は、新型コロナウイルスの発生源の調査をめぐって悪化していましたが、2022年に発足したアルバニージー政権は経済面での連携を中心に改善を進めています。

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