東京, 03月07日 /AJMEDIA/
上川外務大臣は日本を訪れているインドのジャイシャンカル外相と会談し、安全保障をはじめ幅広い分野での協力を深化させるとともに「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化することで一致しました。
会談は7日夜、東京 港区の飯倉公館で行われました。
インドは「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国の代表格とされ、急速な経済成長などを背景に国際社会での存在感を高めています。
会談では両国が民主主義や法の支配といった基本的価値や戦略的利益を共有しているとして、日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋＝FOIP」の実現に向けて連携を強化することで一致しました。
また、安全保障や経済、人的交流など、幅広い分野で2国間の関係を深化させることを確認しました。
このうち安全保障分野では
▽陸海空すべてで自衛隊とインド軍の共同訓練が実施されたのを歓迎し
▽日本の防衛装備品の移転を推進することや
▽宇宙・サイバーの領域での協力の可能性を広げていくことでも一致しました。
上川大臣は共同記者発表で「わが国はグローバル・サウスの代表格であるインドとの関係を特に重視している。緊密に連携し、両国関係を深化させていきたい」と述べました。
