東京, 03月23日 /AJMEDIA/
ロシアの首都モスクワ郊外のコンサートホールで22日夜、何者かが銃撃を行い、建物で火災が起きています。ロシアの治安機関、FSB=連邦保安庁はテロ攻撃だとしたうえでこれまでに40人が死亡し、100人以上がけがをしたと発表しました。
ロシアの検察当局によりますと首都モスクワの北西にあるクラスノゴルスク市のコンサートホールで22日夜、イベントが始まる前に迷彩服をきた複数の人物が建物に侵入して銃撃を始め、施設で火災が起きたということです。
国営のロシア通信は少なくとも3人が発砲したとし、また、爆発物が投げられたという情報もあると伝えています。
ロシアの治安機関、FSB=連邦保安庁は、テロ攻撃だとしたうえでこれまでに40人が死亡し、100人以上がけがをしたと発表しました。
このホールでは、バンドのコンサートが開かれる予定だったということで、国営テレビは建物から炎や煙が上がっている様子を伝えています。
また、国営のタス通信は現場には特殊部隊や救急隊などが向かっているほか、ロシア非常事態省の話として建物のなかにいたおよそ100人が救出されたと伝えています。
米ホワイトハウス大統領補佐官「ウクライナ関与を示す情報ない」
アメリカ・ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は22日、記者会見で「われわれはより多くの情報を得ようとしている。恐ろしい銃撃事件の犠牲者に思いを寄せている」と述べました。
そのうえで、カービー補佐官は「現時点でウクライナやウクライナ人が銃撃に関与したことを示す情報はない」と述べました。