ミクロネシア “中国との経済協力は国民に利益もたらす”

東京, 03月20日 /AJMEDIA/

太平洋島しょ国の国防相らによる会合に出席するため日本を訪れているミクロネシアのバカランド司法相代行がNHKのインタビューに応じ、中国が南太平洋地域で影響力を強めていることについて「さまざまな見方があると思うが、経済的な協力関係という観点で国民に利益をもたらす」と述べ、中国との関係を重視する考えを示しました。

20日午後、都内でインタビューに応じたミクロネシアのバカランド司法相代行は「日本は太平洋島しょ国にとって重要なパートナーだ。多くの分野で協力できる」と述べました。

その上で「わが国は広大な排他的経済水域に広がる607の島々からなり、国境を越えた犯罪や違法操業の取締りなどを考えなければならない」として海上保安能力の強化などで日本の支援に期待を寄せました。

一方、南太平洋地域では中国が投資や支援を進めるなどして影響力を強めていることに周辺国から懸念の声が上がっています。

その中国との関係についてバカランド司法相代行は、ミクロネシアも中国と国交を結び、道路などのインフラ整備で支援を受けているとした上で「中国との関係は大切で、強固な関係を築いている。さまざまな見方があると思うが、経済的な協力関係という観点で国民に利益をもたらす。その良さに着目するようにしている」と述べ、経済的な重要性から今後も中国との関係を重視する考えを示しました。

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