マクロン大統領「フランスでもテロ企て」警戒レベル最高水準に

東京, 03月26日 /AJMEDIA/

モスクワ郊外で起きたテロ事件を受けて、フランスのマクロン大統領は記者団に対し、過激派組織IS=イスラミックステートがフランスでもテロを企てようとしていたと明らかにしました。フランス政府は、ことしの夏にオリンピックとパラリンピックの開催が予定される中、全土で警戒レベルを最高水準に引き上げました。

フランスのマクロン大統領は25日、訪問先のフランス領ギアナで記者団に対し、モスクワ郊外で起きたテロ事件に関与したとみられるISの組織について「フランス国内でもこの数か月、複数回テロを企てようとした」と明らかにし危機感をあらわにしました。

フランス首相府は24日、テロの危険性が高まっているとして、全土で警戒レベルを最高水準に引き上げました。宗教施設や人が多く集まる場所などで警備を強化するということです。

フランスでは去年10月、ガザ地区で軍事衝突が発生した直後、高校教師がイスラム教徒の男に殺害される事件があり、このとき3段階ある警戒レベルを、最高水準に引き上げていました。

その後いったん引き下げましたが、今回再び同じ措置をとりました。

フランスではことしの夏、首都パリの会場を中心にオリンピックとパラリンピックが開催される予定となっていて、テロへの警戒が高まっています。

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