ボーイングCEO ことし年末で退任へ “事故への批判の中 退任”

東京, 03月26日 /AJMEDIA/

アメリカの航空機大手ボーイングは、カルフーンCEOが、ことしの年末をもって退任すると発表しました。

アメリカのメディアはことし1月に起きたボーイング製の旅客機の機体の一部が飛行中に吹き飛んだ事故を受けて批判が出る中での退任だと報じています。

ボーイングは25日、2020年1月から4年あまりにわたって経営トップを務めてきたカルフーンCEOがことしの年末をもって退任すると発表しました。また民間航空機部門のトップは25日付けで退任するということです。

ボーイングをめぐってはことし1月にアメリカのアラスカ航空が運航する旅客機737MAX9の窓部分のパネルが飛行中に吹き飛ぶ事故が起き、安全性への信頼を回復するため再発防止に向けた対応を進めています。

カルフーンCEOは従業員に向けた手紙の中で「アラスカ航空の事故はボーイングにとって分水れいとなった」と述べ、事故の影響の大きさを認めていてアメリカのメディアは航空機の品質や安全性の問題に批判が出る中での退任だと報じています。

カルフーンCEOの後任は、今後決めるとしていますが、会社は去年1年間の決算が5年連続の最終赤字となるなど厳しい経営環境が続いていて、安全性への信頼の回復と経営の立て直しができるかが課題となっています。

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