トルコ大統領、サウジ訪問 関係修復へ「因縁」の皇太子と会談

東京, 4月29日, /AJMEDIA

トルコのエルドアン大統領は28日、サウジアラビア西部ジッダを訪れた。サルマン国王やムハンマド皇太子と会談し、経済協力拡大に向けて意見交換したもようだ。エルドアン氏によるサウジ訪問は、2017年7月以来。両国関係の緊張を招いた18年のサウジ人記者殺害事件以降では初めてで、修復に向けた大きな一歩となる。
 エルドアン氏は出発直前のイスタンブールでの記者会見で、今回の訪問について「新たな協力の時代の幕開けだ」と強調。エネルギーや防衛産業などの分野での関係進展を目指す考えを示した。
 トルコでは18年10月、米紙ワシントン・ポストのコラムニストだったジャマル・カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館で殺害される事件が発生した。エルドアン氏は当初、ムハンマド皇太子の関与を繰り返し示唆し、真相究明を図る方針を表明。サウジがこれに猛反発した「因縁」がある。

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